第四話 腐敗龍討伐指令

ゴンザレス「これは・・・軽い気持ちではいけそうにねぇな・・・」

森と丘ときいて少し喜んでいた自分を叱った。

目の前に広がる光景はまさに地獄絵図

足元は固まる少し前のどろっとした血でできた地面、草木は枯れ果て、アプトノスの死骸があちこちに、それに混じって茶色く変色したランポスの死骸も見える。

森と丘の生命の源でもある川は枯れ、血が少し流れていた。

シェン「うへぇ・・・きもちわるっ!歩くたびに地面に足が沈み込みやがる・・・」

レン「吐・・・吐きそうだ・・・・・」

そんなことを口々に言いながら一歩一歩進んで行った先にいたものは、

ゴンザレス「なんだありゃ・・・」

目の前に現れたのは黒き甲殻を身に纏い、その黒い目に宿る黒炎は人間への憎悪を思わせる。その姿はまさに邪念が形を成したよう・・・

レン「俺・・・帰る・・・」

シェン「ふざけんな」

そんな声を聞きつけてか、邪念がゆっくりこっちを向いた

ガオレン「お前らがしゃべってたからきずかれたじゃないかニャ!」

ゴンザレス「くそっ先手必勝!」と声を上げ、腰から妖刀アラクを抜く

するとそれに反応してか腐敗龍が迷わずゴンザレスの方に突進してきた。

ゴンザレス「うおあっ」咄嗟に緊急回避をしたものの肩に掠ったのか、防具が変形していた。

ゴンザレス(なんだあいつ・・・あの巨体で妖刀を使っている俺より速いだと?しかも足元がこれじゃあ余計に疲れるな・・・)

腐敗龍がまた攻撃をしてくる前に急いでアラクを振り下ろした。

バキッという音が二回響く

ゴンザレス(なっ・・・アラクの攻撃をまともにうけてひびしか入らないって・・・いやっそれより・・・アラクが刃こぼれしているだと?)

その時だった。それまでボーゼンとしていたシェン達の方に腐敗龍が突進していくのが見えた

ゴンザレス「んっ?まっまずい!お前ら!避けろ!」

シェン「くそっ運がわりぃな俺」シェンのガンランスの銃口が青白く光りだした

ゴンザレス「あいつまさかっ突進に竜撃砲で対抗するきかっ?」

腐敗龍の鼻先がシェンに当たる寸前にシェンが放った竜撃砲と拡散弾が炸裂した。

一瞬の静寂の後に痛みからなのかそれとも怒りからなのか分からない腐敗龍のうなり声があたりに響くと同時にシェン達に向けて腐敗龍の巨大な尾が振り降ろされた。

 ゴンザレス「シェン!ガオレン!」

尻尾攻撃を運よく避けられたレンが反撃に転じた

ゴンザレス「レン!よせっ無茶だ!(とうとう狂ったか・・・哀れな・・・)」

レン「ウォォオオオォォォォォオオオオォォ!!!!!!」

レンが腐敗龍に向けて太刀を振り下ろした。

何かが割れる音がした。

レン「えっ?」そこにあったのは二つに割れたレンの太刀と怒りに歪んだ腐敗龍の顔

ゴンザレス「レンっよけろっ」

ボキッという骨が折れる音が辺りに響き、レンもシェン達が気絶している場所に飛ばされる。

ゴンザレス「レン・・・んやろよくも!シェンとガオレンを!(注:レンは入っていません)」

 そんな思いで腐敗龍を睨むと、自分と同じ憎悪に満ちた目で睨みかえされ、突進の予備動作を見せた

ゴンザレス「アラク・・・これだけあれば十分だろ?」といいながら剣先を血みどろの地面につける

二秒ほどでアラクの刀身が血のごとき紅に染まり光りだした

牙を向き突進してくる腐敗龍に対して、剣を両手に構える

ゴンザレス「全てを断ち切れ妖刀アラク!」アラクに全てを託し目を閉じた。

第五話に続く?

 

 

Last updated at :2007/10/15(月) 17:07
Publish at :2007/10/12(金) 16:21

  • 第三話 腐敗龍
  • 第二話リルディ(後編)
  • 第二話 リルディ(前編)
  • 第一話 新たな旅へ
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